歯科用CTでより精密な診査診断
3Dビューによる的確な治療計画
インプラント治療を行う際には、歯の状態や骨の位置、神経の位置等、
あごの解剖学的構造を把握しておく必要があります。
従来のレントゲン撮影ですと、「お口の中」「歯」という立体的なものを、
あくまで平面的に見る事しかできませんでした。
当医院では、お口の中の状態を立体的に把握できる歯科用CTを導入しました。
歯科用CTの撮影により、歯の状態や歯槽骨(あごの骨)とを、
立体画像で確認することができ、従来より正確な診断が可能になりました。
これにより、的確な治療計画をご提供することができます。
歯科用CTと従来のレントゲン写真の違い
従来のレントゲン写真ですと、お口の中の状態をあくまで平面でしか把握できませんでした。
歯科用CTはお口の中の状態を立体的に把握することができます。
これにより、より的確な診断、診療が可能になります。
インプラント治療を行うときの4個のメリット
1.得られる情報量が格段に多く、お口の中の状態を正確に把握できる。
2.被爆量が少なく患者様への負担が少ない※。
3.撮影時間が約15秒で、患者様をお待たせしない。
4.撮影した画像はデジタルデータのため、撮影してすぐに
確認することができる。
※医科用CTと比較すると、被爆量が約1/50
レントゲン写真だけでは分からなかった症例
より正確で安全なインプラント治療をご提供するには、
従来のレントゲン写真だけではなく、CT撮影による診断が重要になります。
インプラント治療の際、正確にお口の中の状態を把握せず治療を行うと、
神経や血管を傷つけてしまう場合があります。
神経が傷つけられてしまうと、
麻痺などの原因になるため、
事前にお口の中の情報を正確に把握することが重要になります。
こちらでは、レントゲン写真だけでは分からなかった症例をご紹介いたします。
症例写真をクリックしていただきますと、画像が拡大されます。
症例1
写真のインプラント、
オルソパントモ法で撮られた画像です。
口腔に的を当てた断層撮影法で、2次元での読像となります。
この写真では、インプラントフィクスチャーの周りはすべて歯槽骨で、上顎洞底はその上方にあるように見ることが出来ます。
ではこの部分をインプラント用歯科用CT(コーンビームCT=低被爆量)で見てみましょう。
←おやおや、これで見ると
上顎洞底はインプラントフィ
クスチャーの頬側のかなり
低い位置にまで存在して
いました。
→がインプラントの
最深部です。
オルソパントモはある一定の顔からの深さの断層面ですので、頬側の上顎洞が写り込んでいなかったようですね。
このようなケースを毎回のように見るにつれ、
安全・安心を謳うインプラント治療には、
もはや歯科用CTレントゲンはマストアイテムといえるのでしょうね。
CT撮影をされた患者様の声
20代男性:Uさん
CTによる撮影ということで、
物々しい感じをイメージしていましたが、実際は機械に顎をのせているだけで終わりました。
時間も10秒くらいで、まったくつらくありませんでした。
機械がしゃべったのにはびっくりしましたが・・・(笑)。
撮影された画像は立体的で、
自分の歯の状態というよりも、顎全体の状態がとてもよく分かりました。
口の中の1部を何枚ものスライドに分けることができ、
先生の説明がとてもよく理解できました。
いままでのレントゲン写真1枚だけのものに比べて、顎全体を立体的に見ることができるので、歯のことは素人である私でも「すごく分かりやすい」と感じました。素人である私でもその違いが分かるということは、先生方がCT画像を見ればより正確な診療が
できるということではないでしょうか。